ナイトシティの最新ニュース [パッチ1.3 開発情報]

お待たせいたしました!N54特別コーナーのお時間です。ナイトシティに住んでいなくても、街の情報は気になる――そんな皆様のために、ジリアン・ジョーダンがナイトシティの最新ニュース、そして今後の動向についてご案内します。なお、これらはあくまでも一部を抜粋したものであり、(解読でき次第)他の情報もお届けしていきたいと思います。 


ではさっそく、見ていきましょう。



「ナイトシティのフィクサーたちによろしく」

今朝、ソートンLtd.が自社のGPS技術をアップデートしたと発表。ハイエンド車で知られるレイフィールドやリーズナブルなマキガイ、バイクを専門とするヤイバなど、その他メーカーも同様にアップデートを発表しています。



このように競合会社らが同じタイミングで同じ内容を発表することは前代未聞であり、我々の方でも詳しく調べてみた結果、今回のGPSアップデートに隠された本当の理由を突き止めることに成功しました――なんと、北カリフォルニアで車両を販売するすべての会社宛てに、アフターライフのローグ・アメンディアレスやヘイウッドのセバスチャン・“パドレ”・イバラ、謎多きパシフィカのミスター・ハンズを含む、ナイトシティ中の大物フィクサーたちから署名が送られていたのです。 


残念ながら、アメンディアレスさんにインタビューを敢行できる前にアフターライフから引き払うよう“促されて”しまいましたが、それでも別の地元フィクサーからコメントをいただくことができました。


「クライアントから汚れ仕事の依頼を受け、それを遂行するために傭兵を雇う――それが俺らフィクサーの仕事だ。そういった依頼の大半は時間がカギになる。少しでも遅れれば、金をもらえない。それどころか、こっちが損する。最近は特にそういった… 「返金」処理が多くて困ってたんだ。傭兵たちが建物に突っ込んで死んじまったり、コーポ・プラザに行くはずが道を間違えて、気づいたらバッドランズにいたり、こんなんじゃ仕事にならないだろ」――サントドミンゴのエル・キャピタン


フィクサーらはナビゲーションシステムの不具合のせいで仕事に支障が出ていると主張しており、各メーカーに改善を要望する署名を送ったようです。しかし、なぜメーカーらは彼らの要求に応えたのでしょうか?


「当初は犯罪者たちの要求を受け入れることに否定的でしたが、内部監査の結果、弊社の製品運搬フロー内でも入荷が遅れる、あるいは製品そのものが紛失するなど、似たような問題が発生していることが発覚し、意見を変えざるを得なくなった、というのが事実です。最終的には、彼らの要望通りにすることが弊社のためにもなると判断しました」— 匿名希望のクアドラ上級社員


果たしてこのアップデートは吉と出るのでしょうか?スタジオのエキスパートに意見を伺ってみました。

「ミニマップシステムをアップデートした結果、より正確な情報をドライバーに伝達することが可能になりました。スピードも安全も両立した、快適なドライブをお楽しみください」――Andrzej, プログラマー, CD PROJEKT RED



雲の上は晴天?

最近の組織体制および経営陣の変更を受けて、クラウドがマッチングシステムの改善を発表。弊社のベス・アイシスが現地に行き、その実情を調べてくれています。



ありがとう、ジリアン!クラウドのオーナーらは決して認めませんが、当店に所属していたドールの一人が起こした事件を受けて、店の経営が危機に瀕していたことは疑いようがありません。経営陣にコメントを求めましたが、明確な答えを得ることはできませんでした。


「とあるささいな事件に当店の元従業員が関与していたことは事実ですが、店の経営やサービスには一切影響ありません。これまでと変わらず、お客様には忘れがたい体験と極上のサービスを保証します」――アンジェリカ・ミリオティ、VIPサービス代表


しかしながら、実際には例の事件後、顧客満足度に低下の兆しがあったのか、マッチングシステムの改善が行われることが発覚しました。私は現在クラウドの受付にいます。店を訪れた顧客は、この受付でまずクラウド独自のアルゴリズムで分析されるのですが、実際にどのような手順で行われているのか、そして今後どのような変更が予定されているのでしょうか。


「私たちのドールハウスには多種多様のドールが存在し、高度な独自アルゴリズムがその中からお客様に最適なドールを選び出します。クラウドはまさに全知全能。お客様の秘められた欲望を、必ず見つけ出します。クラウドでは現在、お客様がご自身とマッチしたドールの中から一人を選ぶ際、十分な情報を元に決断できるよう、アップデートを検討しており、現在その試用運転を始めています」――チェリ・ノウリン、受付係


この通り、クラウドは完全無欠と謳っていたアルゴリズムに変更を加えようとしているようです。「全知全能」であるならば、そもそも変更は不要のはずですが… 以上、ウェストブルックからベス・アイシスがお届けしました。では、スタジオのエキスパートにお戻しします。


「本件は、私がこのプロジェクトに移ってきてから初めて行った作業のうちのひとつです。UIビデオシステムを理解するために、長い時間をかけてコードを調べていた結果、ビデオのセットアップに問題があることが発覚しました。ビデオタイムの値が実際のシークエンスより短くなっていたのです。今回のアップデートにより、この特定シーンの選択肢を選ぶにあたって、プレイヤーに十分な情報を提供することができるかと思います」—Natalia, UIプログラマー, CD PROJEKT RED



「万能」傭兵


ナイトシティはインプラントの街といっても過言ではないほど、サイバーウェアによる身体拡張が盛んな場所ですが、街に乱立するパーソナルコーチのオフィスの数から察するに、最近はインプラントと同じくらい、メンタル面が重要になっているのかもしれません。




傭兵は常に自身のスキルを磨き、最適化する必要のある職業です。更なる汎用性を求め、また受けた仕事を完璧にこなすために、多額のクレジットを払って精神を整えることも決して珍しくありません。


パーソナルコーチの人気が高まる一方で、かつての人気商品、「eレーサー」チップの需要は下がり続けています。投資家らはチップへの資金提供を撤回しはじめ、チップの製造者らはパーソナルコーチに対して法的手段を取ることを検討しているようです。


リパードクに関しては、あまり影響を受けていない模様。多少の損失が出る可能性はあるが、彼らの主な収益源はサイバーウェアであり、パーソナルコーチの台頭によってサイバーウェアが廃れることはないと考えているようです。


「俺は長い間、傭兵たちと仕事をしてきた。連中は自分が何を必要としてるかわかってるし、値段に文句をつけることもないから、客としては最高さ。俺からすりゃ、傭兵が自分で自分の体をメンテする傾向は大歓迎だ。見てわかるとおり、俺はサイバーウェアをつけてない。客にもよく言ってるぜ――確かにサイバーウェアは便利だが、生身の部分を強くすることのほうがよっぽど重要だ、ってな」—ロバート・“Dr.クローム”・レインウォーター、リパードク


なおパーソナルコーチがいくら優秀でも、人格を完全に変えることはできないため、傭兵たちは引き続き能力値の成長を慎重に行わなければいけません。しかし、仕事に合ったスキルを持った傭兵を選びやすくなったフィクサーたちは大喜びでしょう。エキスパートにも意見を伺ってみました。

「このアップデートにより、様々なビルドタイプを試しやすくなりました。多額の費用も必要ないため、これまでと比べて、気軽に色んなパークを試すことができます」—Katarína, ゲームプレイデザイナー, CD PROJEKT RED



もっと詳しく知りたいですか?

前回同様、全変更点のリストは近日公開予定です。しかしナイトシティで何が起こっているのか、もっと詳しい情報が気になる方は、CD PROJEKT REDの専門家たちによる「REDstreams」にご参加ください。放送は8月18日午前1時より、CD PROJEKT REDの公式Twitchチャンネルで配信予定です。

コメント_2